エチュード Op.35, No.3 Larghetto

F.ソル

Level-2 ★★☆☆☆

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楽譜

この曲について

初心者のために書かれた24の小さな練習曲

フェルナンド・ソルの《24の練習曲 Op.35》は、1828年にパリで出版されたクラシックギターのための練習曲集です。

初版のタイトルはVingt quatre exercices très faciles et soigneusement doigtés。直訳すると、「丁寧に運指された24の非常にやさしい練習曲」という意味になります。

ソルはこれ以前にもOp.31などの教育的な作品を書いていましたが、そのOp.31でさえ学習者には進歩のペースが速すぎるという声があったことから、Op.35ではさらに基本的な段階から取り組める作品を目指しました。そのため、各曲は比較的コンパクトで、初級者でも取り組みやすい作品が多く収められています。

練習曲でありながら、現在も演奏され続ける作品

Op.35は技術を身につけるための教材として書かれていますが、単なる機械的な指の練習ではありません。短い作品の中にも、ソルらしい自然な旋律と古典派らしい整った和声が感じられ、それぞれを一つの小品として楽しむことができます。

No.1《Andante》やNo.3《Larghetto》のような前半の作品も、クラシックギターを始めたばかりの段階で取り組みやすい小品です。また、日本ではNo.17が《夢》、No.22が《月光》という通称で親しまれることもあり、練習曲集の中から独立したレパートリーとして演奏される作品もあります。

20世紀にはアンドレス・セゴビアがソルの作品から選んだ《20の練習曲》を編纂し、Op.35からもNo.13、No.16、No.17、No.22の4曲を採用しました。ソルが初心者のために書いたこの曲集が、その後のクラシックギター教育にも長く受け継がれていることが分かります。

曲の基本情報

作曲者
F.ソル
難易度
Level-2 ★★☆☆☆
チューニング
Regular Tuning
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